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2012年11月14日 (水)

武奈ヶ岳ふたたび

Photo00

比良山系の武奈ヶ岳(1214m)に登った。


今回は3週間前のコースを逆に辿った。
京都側(といっても登山口である坊村バス停の住所は滋賀県)から登って琵琶湖側に下りるコースだ。
今回は単独行ではない。

【出発】

京阪淀屋橋駅を6:40に出発。
1時間弱で出町柳駅に到着。
登山口である坊村へ向かうバスの乗り場には既に長蛇の列。
当然1台には乗り切らないので臨時バスも出動。
それでも満員なので1時間の道のりをほぼ立つことになった。しんどい…

定刻を15分ぐらい遅れて坊村バス停に到着。
トイレは大渋滞なので、あきらめてとっとと登り始める。
登山届を用意してきたのでスムーズに検問?を突破できた。

Photo01

前回下りを歩いたので覚悟はしていたが、最初から続く急坂に息があがる。
ほぼ1時間続くその登りはほんまに辛かった。
しかも足元はぬかるんでいて滑りやすく、歩きにくい。
後ろからどんどん人が来てプレッシャーもかかる。

尾根をひとつ巻いて紅葉がきれいな小さい谷に着く。
そこから再び尾根を登ると展望がきくはずの広場へ出るが、視界は白い。
それでも10人ぐらいの人が休憩していたが、先を急ぐのでここは通過。

高度が上がり気温は下がり、そして雨がパラパラと落ちてくる。

【御殿山〜稜線歩き】

Photo02

夏道と冬道の分岐をいつのまにか過ぎて御殿山の山頂についてもやっぱり視界は真っ白。
ここでも数人が休憩していたが、景色が見えるわけでもないので先を急ぐ。

ワサビ峠に下りて小ピークに登っても、目指す武奈ヶ岳山頂は全然見えない。
晴れていれば絶景の稜線歩きも霧の中。
風が強くて寒いのでレインウェアを着こんでフードもかぶって最後の急こう配にとりつく。

【山頂】
山頂に着いたのは11時半。
予定よりやや早い到着だ。

相変わらず視界は真っ白。
風も強くて寒いのでコーヒーだけ飲んで下りることにする。
初めて使ったアルコールバーナーがしっかり活躍してくれた。

気がつくと結構な人数がいる。
20人以上か?
ご飯を食べたり記念写真を撮ったり。
でも一向にガスは晴れない。

Photo03

(写真は3週間前のもの。晴れていれば遥か遠く左奥の蓬莱山まで見える)

【八雲ヶ原〜北比良峠】
下山道の最初は岩がごろごろしている急な下り坂。
何度か後ろ向きに降りたりしながら慎重に進む。
やがて道が平坦になったところでイブルキのコバ方面とコヤマノ岳方面の分岐に到着。
ここは右へ曲がり、少し登ったところにある中峠と八雲ヶ原の分岐を左へ曲がる。

なんだか霧が晴れてきた?と思ったころ、急に視界が開けてきた。

Photo04

前回テント泊したところまで来るとすっかり晴れて琵琶湖が一望!
対岸の伊吹山までしっかり見えた。
振り返れば武奈ヶ岳山頂もうっすら見えた。

山頂でゆっくりしたこともあって、このとき12:50。
ここでお昼ごはんにしてもいいのだけれど、風も強いので北比良峠まで下りることにする。

Photo05

ススキの中を歩いて八雲ヶ原を通り過ぎて、意外に急な坂を登りきって北比良峠に着いた時には13時半を回っていた。

相変わらず風が強くて寒いけど、お昼ごはんにする。

今思えば最初にテントを張るべきだった。
風下に前室をもってきて、そこで調理するべきだったと思う。

強風+気温7度程度のためかガスストーブもアルコールストーブもなかなかお湯を沸かせない。
小さな泡が出始めるまで何分かかっただろう?

山頂でアルコールストーブを使った時は自分の体を風防代わりにしたことと熱伝導率のいいステンレスのパーコレータだったためうまくいったのだろうか。
吹きさらし+チタンのコッヘルだと全然沸かない。
しまいには燃料用アルコールが切れてしまった。
120ccは持ってきたので、1時間ぐらい持つはずなのに…

その後はガスバーナーにがんばってもらう。
適当なところで妥協してうどんを入れて更に数分間加熱。
ついでにアルファ化米も湯戻しする。

結果、うどんはまずまず温かくてよかったけど、アルファ化米はすぐに冷めてしまった。
冷めても意外においしかったけど、この寒さの中ではやはり温かいものが食べたい。
コッヘルのふたで炒めてみたけど、焦げるだけで温まらない。
やっぱりチタンはだめか?

あまりに風が強いのでたまりかねてテントを設営。
不精してペグを打たなかったのは失敗だったが、それでもテントの中は風を遮れるので随分と暖かい。

ただお湯を沸かすのに苦労したのもあって撤収が15時をまわってしまったのは反省だ。
どうにも段取りが悪かった。

寒いときのお昼ごはんの段取りをもっと考えないといけない。

【ダケ道】
前回歩いたおかげでダケ道の入り口に迷うこともなく、下山を開始。
このとき15:10。
少し急な岩場とロープ場が一か所ずつあることも予習済み。
カモシカ台にはちゃんと標識ができていた。

どんどん下って大山口に着いたのは16時半ごろだったか?

Photo06

色づいたカエデを見ながらイン谷口に着いたのは17時前。

湖西道路を横切るころには真っ暗になってしまった。
山頂と峠の2箇所で大きく休憩したのが遅くなった原因だ。

【比良とぴあ】
暗い中、比良とぴあに向かったわけだが、ここで道に迷う。
山中ではぜんぜん迷わなかったのに、ここに来て迷うか?という感じ。
足は痛いし荷物は重いしでモチベーションがどんどん下がる。

真っ暗な住宅街の中をだいぶ歩いて、あきらめたときに案内板を発見。

せっかくなので温泉に入ることにする。
駐車場の車の数のわりに人が少なく、露天風呂もあってなかなか良かった。
足の痛みもほとんどなくなったし。

やっぱり山の後は温泉がええわー

18:45ごろに温泉を出発。
送迎バスの運行は終わっていたので歩いて比良駅へ向かう。
道は暗いし、歩道はないし、車はいっぱい横を通るし、ここが一番危険だったかもしれない。

比良駅には19:20ごろに到着。電車の時間は19:36。
京都駅で乗り継いで大阪駅に着いたのは20:58であった。

【服装】
山頂の気温は7℃。
推定風速10m。
以下の服装で特に問題はなかった。

・ユニクロのヒートテック+ドライシャツ
・防寒対策としてユニクロのマイクロフリースシャツ1枚
・モンベルのシャルモパーカ(ハードシェル)
・CW-Xスポーツタイツとユニクロの膝丈のパンツ

【装備】
担いだ荷物は夏の北アルプス山行よりも多かったかもしれない。
あのときは4時間〜5時間歩いて肩が痛くなったわだが、今回は3時間ほどで痛くなってしまったのだ。

担いだのは食料だけでも以下の通り。いくらなんでも過剰。
1.水4リットル
2.ゆでたうどんのパックx2
3.アルファ化米x2(わかめごはんと五目ご飯)
4.カップヌードルリフィルx2
5.粉末スープx4
6.コーヒー豆6杯分
7.緑茶(粉末のおーいお茶)
8.ヴァームゼリーx1
(水は1.5リットル余ったし、わかめごはんと4〜8は未使用)

調理器具はチタン製コッヘル2セットとパーコレーター、ガスストーブとアルコールストーブ。
ガスカートリッジは新品を1つ。アルコールは120ccぐらいを持つ。

あとはいつものテント泊装備にダウンパンツ、マイクロフリースシャツを追加。

これだけ担いでも日帰り予定。
寒いだろうからお昼ごはんはテントを張ってシュラフに入って、ということもありえるし。

とは言え、こんなに担いで日帰りする人ってあんまりいないと思う。
テント+シュラフ+マットは過剰で、せいぜいツェルト+シュラフカバーで十分やろ…
いざというときのための装備が多すぎて、逆にいざというときになる可能性が高くなっている。
体力がつきる危険が増えているのだ。

しかしこれも重いものを担ぐトレーニングということで。

【反省点】
・チタンのコッヘルはいまいちかもしれない。
 寒い中だと熱伝導率の悪さが効いて、全然加熱できていない気がする。
 いつまでたってもお湯が沸かなかった。

・アルコールストーブは風に弱い。
 芝生の上で使っていたのだが、強風で引火しそうになったし、いつまでたってもお湯を沸かせないし。

・強風でごみを飛ばしてしまった。

・寒い場所で休憩するときは暖を確保することが大切。
 風をしのぐ方法も考えないといけない。

・今回の山行は歩くのが辛くてくじけそうになった瞬間が2回ほどあった。
 (一人だったらくじけたかも)
 北アルプスの殺生ヒュッテ到着前を思い出した。
 あのときは実際くじけて数歩ごとに座りこんだが、今回はなんとか歩き切った。
 (とはいえ今回の方が行動時間が格段に短い)

 重い装備を担げるようにトレーニングを続けるか、軽量化を計るか。
 難しい選択だ。

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